令和3年度 茨城県におけるアウトドア資源を活用した 魅力発信事業の取り組み事例 ~【キャンプ場による地域活性化】【冬季の有効な集客方法】を検証する 冬キャンプイベント@水府竜の里公園 開催~

2022.03.07 【RELEASE

株式会社R.project(本社:千葉県安房郡鋸南町、代表取締役:丹埜倫、以下「R.project」)は、国内最大級のキャンプ場検索・予約サービス「なっぷ」の運営や、関連会社によるキャンプ場運営ノウハウ等を活かし、アウトドアレジャーによる地域活性化コンサルティング等を行っています。


当社は、令和3年度、茨城県におけるアウトドア資源を活用した魅力発信事業の受託事業者として県と連携を図り、施策を実施しています。その一環として、2022年1月15日(土)・16日(日)の2日間、茨城県常陸太田市の「水府竜の里公園」にて冬キャンプイベントを開催しました。そのイベント内容と成果をご紹介いたします。

1.実施概要
電源地域をはじめとする茨城県の魅力発信・イメージアップと、今後の誘客促進・観光産業の育成を目的とする事業の中、今回は【キャンプ場活用による地域活性化】および【冬季の有効な集客方法】の検証のため、1泊2日の冬キャンプイベントを実施しました。

イベント概要
開催日:2022年1月15日(土)・16日(日)
開催場所:水府竜の里公園(茨城県常陸太田市)
参加者:15組39名

■水府竜の里公園について
山間の自然の中にあり、芝のオートキャンプ場が魅力的な水府竜の里公園。付近にあるハイキング・トレッキングコースの拠点としても利用されています。サイトから徒歩5分程度の場所に温浴施設「竜っちゃん乃湯」があり、キャンプを楽しんだあとはゆっくり体を癒すことができます。また、近隣には日本最大級の長さを誇る「竜神大吊橋」があり、キャンプ前後の観光・アクティビティも楽しめます。



■イベントのポイント
目的である【キャンプ場活用による地域活性化】および【冬季の有効な集客方法】の検証のため、以下の内容を盛り込んだプランを造成しました。

①この地域ならではのアクティビティをセットにした2つのプラン
・そば打ち体験プラン
キャンプ場チェックイン前に、近隣の施設で常陸太田市の名産「常陸秋そば」のそば打ち体験をお楽しみいただきました。


・「テントサウナ」体験プラン
山間というキャンプ場の立地特性を活かし、場内で最も眺望のよいエリアで、体が温まった後は山間の景色を眺めながらの外気浴が楽しめるテントサウナ体験をお楽しみいただきました。





②プラン共通の3つの特典
・近隣温浴施設入り放題
冬キャンプの寒さ対策として、チェックインから翌日のお昼まで隣接する温浴施設「竜っちゃん乃湯」に入り放題の特典を付けました。

・薪の使い放題
冬キャンプの寒さ対策として、焚き火や薪ストーブに使用していただくため、薪の使い放題の特典を付けました。

・常陸太田市特産品の試飲、試食
地域の魅力を知っていただくため、市の特産品の試飲、試食ブースを設けました。また、近隣の物産センターで使える「500円割引クーポン」を配布しました。


2.検証結果
キャンプイベントを通じて、目的であった【キャンプ場活用による地域活性化】および【冬季の有効な集客方法】に対し検証を行った結果、以下のとおりとなりました。


■キャンプ場活用による地域活性化
その地域ならではのアクティビティをキャンプにセットすることで、キャンプ場の予約促進および満足度アップにつながる
常陸太田市の名産「常陸秋そば」のそば打ち体験、水府竜の里公園ならではの山間の景色を眺めながらのテントサウナ体験、この地域ならではのアクティビティをそれぞれキャンプとセットにした結果、このイベントの参加動機として66.7%が「アクティビティ」と回答しました。アクティビティとキャンプをセットにして売り出すことで、予約促進につながったと考えます。
また、満足度についても、そば打ち体験で81.3%、テントサウナ体験で92.3%が「満足」と回答しています。

試飲・試食会の実施により、周辺施設への送客及び地産品購買に貢献
場内で常陸太田市の特産品の試飲・試食会を行ったところ、85.7%がキャンプ後にお土産を購入したと回答しました。
試飲・試食会で提供した商品のうちお土産として購入されているものもあり、キャンプ後の周辺施設への送客や地産品購買につながりました。


■冬季の有効な集客方法の検証
「薪使い放題」「温浴施設入り放題」は冬ならではの特典として有効
特典であった「薪使い放題」について、参加者からは、「冬キャンプで暖を取るのに薪の量を気にせず焚き火できる」「冬キャンプの醍醐味といったら焚き火なので、無料での提供はイベント参加への決め手となった」といった声があがりました。
また、「近隣温浴施設入り放題」については、「近くに入浴施設があるのは大きなメリットだと思う。入り放題という言葉にも安心感がある」「シャワーしかないキャンプ場も多いので冬には最高」といった声があがりました。




このように、地域事業者と連携してその地域ならではのキャンププランや特典を付けることで、キャンプ場を起点に周辺施設への誘客を促し、地域での観光消費が生まれることがわかりました。
また、電源のないキャンプ場であっても、「薪使い放題」「気軽に温浴施設の利用ができる」など冬季限定で付加価値を付けたプランを提供することで、他のキャンプ場との差別化が図れて、集客に効果的であるといえそうです。





今後もR.projectは、自治体の魅力をキャンプを中心としたアウトドアを通じて発信し、地域振興、観光振興に寄与して参ります。



■アウトドア資源を活用した地域活性化コンサルティングに関するお問い合わせ
(公設キャンプ場の活性化・利活用のご相談も承っております)

株式会社R.project 
事業推進本部 地域振興部
od_chiiki@rprojectjapan.com





【株式会社R.projectについて】
キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」の運営、アウトドアの力を活用した日本全国の未活用不動産、公園などの活性化、公設キャンプ場のリニューアルを行い、アウトドア体験をより身近に、多くの方に体験いただけるよう展開を行っています。

代表取締役:丹埜 倫(タンノ ロン)
住 所  :本社 〒299-1909 千葉県安房郡鋸南町大六1032
      東京オフィス 〒153-0061 東京都目黒区中目黒3-3-2 EGビル8階
電 話  :03-6231-0760
資本金  :92,230,000円
設 立  :2006年11月
事業内容 :宿泊施設及びスポーツ施設の運営事業・アウトドア事業(キャンプ場予約サイト等)・イベントの運営事業・インターネットに関する総合コンサルティング事業
webサイト:https://rprojectjapan.com/

  • 最近の記事

  •                               
  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • ページトップへ戻る