自然から。」展
「生きる力を、自然から。」に
込められた想いを、
社員から募集したストーリーと共に
紐解いていきます。
楽しむ。
変化は、力に変えられる。
新しいテクノロジーや価値観を味方に、
自らの可能性を発揮していく。
それはそれでよし
音楽イベントの打ち上げで、業者の方を交えた懇親会をBBQ形式で開催したときのこと。直前に大雨が降ってきてしまいました。そこで、タープやグランドシートなど、大小さまざまなサイズの雨よけを作って懇親会を実施。雨よけの下でみんなが集まることで距離も近づき、気温も寒かったので、焚き火の温かさがほっこりした雰囲気を演出してくれ、雨でも楽しい会となりました。
変化の宝庫
トレイルランニングを10年以上続けていますが、実は走るのが苦手です。それでも続けていられるのは、トレイルが常に変化するからです。ひとつのコースを例にとっても、登り、下り、朝、昼、深夜、晴れ、雨、雪、風で見る風景が変わります。人は無力だとつくづく感じる一方で、今ある自分の能力やギアを駆使して変化に対応する楽しさもあり、飽きる事がありません。ゴールした時、自然の変化を全身で楽しんだと感じます。
渓流釣りをしながら山頂を目指す2泊3日の山旅の途中、2人分の米を持ってくる予定だった後輩が米を忘れてきたことが判明しました。山に入ってすでに3時間、一瞬引き返すことも考えましたが「米なんていらねー！」とギアチェンジ。キノコや山菜を山からいただきながら、3日間の米なし満腹登山を楽しみました。
気持ちの変化
登山やキャンプは「〇〇が無い」「暑い・寒い」と日常生活とは勝手が違って、最初は不便を感じていました。しかし段々と気持ちが変化し、限られた環境をどう楽しむか、その中で何を考えるか、ということに思い至りました。今では、日常生活はあまりにも便利で整えられているな、とひとつひとつにありがたみを感じるようになりました。
バーベキュー
バーベキュー場の運営をしている中で、印象に残ったお客様のお話です。その日は朝から曇り空で、お客様が来店された際は雨が降り出していました。お子様が「雨ふってるよ！」というとお父様が「風情があっていいじゃねーか！」と一言。テントに当たる雨の音などを楽しみながら食事をされていました。途中、雨が上がると散歩に出かけ、お子様も水たまりで遊んだりと、その時できる事を楽しむ素敵なご家族と出会う事ができました。
楽しむ
以前は山に近い場所に住んでおり、カヤックなどの川遊びが趣味でした。転職を機に引っ越した赴任地である場所の近くにはカヤックができる川はありませんでしたが、代わりに海がありました。これまでずっとやりたいと思っていたサーフィンを始める転機となり、今は川遊びよりも夢中になって通ってます。
恐れない。
失敗と仲良くなろう。
それは、何かに挑戦した証。
新しい創造への種。
体験企画でお客様を前にレクチャーすることがあるのですが、人前で話すのが苦手で失敗することが怖く、体験企画がいつも憂鬱でした。しかし、上司からいただいた「準備が9割、本番1割」「準備はしすぎくらいが丁度いい」という言葉を実践するようになると、講師役をしていて一番つらい「間」が減り、他に用意していたネタでつなげることができました。またいろいろなパターンのトラブルを想定し、軌道修正できるようにしておくことで、体験企画への恐怖心が少なくなりました。
楽しんでいただけるように
お客様の火起こしを手伝っていたのですが、薪が湿気ていて普段より時間がかかってしまいました。お客様の前で強がることもできず、「なかなかつきませんね～」と一緒に20分ほど格闘したのち、何とか炎が立ち上がった時は皆でほっとした一体感を感じることができました。とても効率は悪かったのですが、体験としてはお客様も楽しんでくださいました。平常心と素直さで、マイナスをプラスに変えることができることもあるのだ、と感じました。
山中湖でワカサギ釣りをした時の話です。船に浮かびながら糸を垂らし、2時間ほど経ちましたが釣果ゼロ。時期が悪かったこともありましたが、全然釣れませんでした。ただ、釣れる釣れないは別として、ワカサギ釣り自体を楽しむことが出来ました。その後、時期を変えてリベンジ。結果、てんぷらを楽しめるレベルの量のワカサギが釣れ、リベンジが成功して大満足でした。
前職は八ヶ岳周辺で子供から大人までを対象に、自然の中でのアクティビティを提供していました。自分が感動した「雲海」を皆に見せたい一心で会社に企画をプレゼンし、OKをいただきました。しかし相手は自然。確実に雲海が見られる保証はありません。そこで場所を複数選定し、過去の情報や天気や気温から当日最も見れるであろう場所を決定。「失敗するかも」と不安もありましたが、オプションを増やす事によって何とか成功し、お客様からもとても高い評価をいただきました。
サーフィンに初めて挑戦したときのことです。海が大の苦手な私は、最初は恐怖を感じていました。溺れたりケガをして流血したり、自然での遊びは危険もつきもの。しかし失敗や恐怖を感じながらも何度もトライしていくうちに、すっかりハマってしまいました。サーフィンのお陰で、ポジティブなマインドで物事に取り組む大切さに気づけました。
新たな一歩を
踏み出す。
これまでと同じやり方では、
これまでと同じものしか生まれない。
コンフォートゾーンの外に、
新しい可能性はひろがっている。
僕はもともとサウナが好きな方ではありませんでした。しかしある時、サウナテントを持っている友人と湖畔のキャンプ場を訪れました。サウナから出て、そのまま目の前の湖に飛び込んだときとても気持ちが良く、はじめて「サウナ最高！」と感じました。何でもやってみるのが一番だと思いました。
前職で、木の上のコースを渡るアクティビティや、自転車に乗れるようにサポートするアクティビティをしていました。最初は上手くいかなかったり、怖くて一歩が踏み出せない子も、自分の力でクリアすると見る見るうちに目の輝きが変わります。アクティビティに参加してくれた子が1年後に「あの時のアドバイスで自転車に乗れたよ」と見せに来てくれた時は男泣きました。数年後、R.projectに転職をし、あの感動を今度はキャンプ場で実現すべく、新たな一歩を踏み出しました。
息子は水が嫌いで、少し顔に水がかかっただけでも怖いのか、叫んだり泣き出していました。そんな息子に水で遊ぶことの楽しさや気持ちよさを知ってほしくて簡易プールで遊ばせたり、浅瀬で魚や石を探したり、遊びの要素を入れながら何度も繰り返し水に触れさせていると、次第に慣れて自信がつき恐怖心が薄れているのが分かりました。今では自分から川に入り楽しんでいます。この経験から、苦手なことも楽しみながら取り組むことで意外と克服できるものだと学びました。
中学校のスキー旅行でインストラクターをしたときの話です。初めてスキーに挑戦する生徒たちはよく「出来ない。怖い。無理。」と言います。しかしそれは思い込みです。「出来ているよ！さっきよりも上手！」と自信を持たせると徐々に出来るようになります。大人には経験と知識があるので彼らのようには言いません。しかし新しいことに挑戦する時は大人も、未知に対して怯えてしまうと思います。彼らの姿を見ていると、新しい事に挑戦するのには自信が必要なのだと学ばされます。
以前、スキー場で住み込みで働く機会がありました。それまでウィンタースポーツには触れてきておらず多少の苦手意識がありました。しかし環境の後押しもあり40歳手前でスキーへ挑戦、雪山の景色の美しさや風を切る爽快感を得る事ができ、とても楽しい経験となりました。今ではスノーボードにも挑戦し毎年冬が来るのを楽しみにしています。
失敗を恐れないこと。
自らの殻を破り、
新たな一歩を踏み出していくこと。
そんな生きる力を、
育んでもらえるように、
私たちは、自然体験の魅力を
届けていきます。